『まちゅダイアリー』より。安易な公開自宅サーバ構築を戒める文書。
私はというと、公開ウェブサーバならまだしも、公開DNSサーバと公開メールサーバだけは絶対に家で立てたくないと思っている。言い替えれば、会社での仕事として以外では立てたくないということ。昔はそうでもなかったけれど、今は絶対に嫌。
少々甘えたことを言えば、ウェブは基本的に、クライアントとサーバの間で世界が完結しているため、クライアントとサーバの間に契約関係がない限り、繋がらなくても許される。「公開ウェブサーバならまだしも」というのは、趣味の公開ウェブサーバなら、たとえばセキュリティ上アップデートをかけなければならないが、そのための十分な時間がとれない、などの状況下で、一時的に落とす、という判断が妥当な場合があるからだ。
ところが、DNSやメールとなると、止めることは基本的に許されない。DNSサーバが止まるということは、ドメインに*1まるごとアクセスできなくなるということである*2。また、メールサーバが止まるということは、メールがバウンスするなど、他のサイトに具体的な迷惑がかかる可能性が高い。また、コンピュータである以上、趣味の自宅サーバであろうがプロフェッショナルが運用するサービスホストであろうが、十分にセキュアな状態を保たなければならない、という社会通念上の責任は同じように負うことになる。そのとき、止めることが許されない分、運用がよりシビアになるDNSやメールサーバを個人で管理するのは難し過ぎると思う。
私とてISPの技術職社員だし、サーバ運用経験も皆無ではないのだが、サービスホストの運用経験は皆無であり、正直、個人で公開サーバ管理だなんてやりたくない、と思う。
実を言うと、第六tDiary.Netの運営に参加をしようと思ったけれど辞退したのは、そのあたりが理由のひとつでもある(とかいいながらこの日記を別の個人が管理するホストで書いているのは何か矛盾している気もする。念のために書いておくと、かずひこさんには感謝している)。
ノートPCにLinuxを入れて、かなり実験しているせいもあるんだろうなあ。何でも手元で試す癖がついたから、わざわざ公開自宅サーバを置く必要もないってことか。
スラッシュドット ジャパンに掲載されていた『Project Looking Glass 解説』へのコメントより。
11月1日に、突然、「住所を登録してください」という主旨の株式会社 はてなからのメールがはてなユーザに届いたことに端を発する一連の事態、私もはてなユーザなので、当然ながら注意深く見守っている。
いずれにしても、はてなは当初予想しなかった方向に事業がすすみすぎて、はてなは今、難しい局面に立たされているのではないか。
近藤さんは同い歳ということもあって、微妙に思い入れがあることも手伝っていて、どちらかというとはてなに肩入れする側に立ってしまっているような気もするが、とりあえず私は、はてなの皆さんにおいては、この苦い経験を後々生かして欲しい、と思っている。
ただ、今後はてなを使い続けるかどうかは正直なところ、決め兼ねる。
Thanks for the ifnormation you provide. It's great to see an agency site with usefull information. The site is not bad either.